AC05 新たに判明した設定を整理

5月13日付で行われた更新で、新たなムービーがACES WEBで公開されている。そのムービーの中では物語全般に関るような情報・用語が色々と公開されているので、要点を少しまとめてみたいと思う。

@ユーク
物語の敵役、主人公達の敵となるユークトバニア連邦の略称。15年前の全面戦争後は友好国としての関係を築いていたのはACES WEBにおける設定の通り。我々が、かつての東側の大国「ソビエト連邦」を「ソ連」と略していたのと同じように、AC05の世界においては「ユークトバニア連邦」を「ユーク」と呼称しているようだ。

A宣戦布告同時攻撃
ユークトバニア連邦は、15年に及ぶオーシア連邦との友好関係を突如として破棄し、オーシア連邦へ宣戦布告している模様。つまり、ランダース岬空域における第108戦術戦闘航空団に対する攻撃はこの宣戦布告と同時に行われた攻撃の一環であるようだ。奇襲とはいえ、オーシア連邦空軍では腕利きとして知られた同戦闘航空団が壊滅的打撃を受けたことから判断しても、この奇襲攻撃に参加した敵航空隊はエースパイロット揃いの部隊であることが想定される。

B隊長の過去
第108戦術戦闘航空団を率いるバートレット隊長には、かつてユークトバニア連邦に恋人がいたという事実が明らかになっている。ちなみにムービー中、オーシア連邦の軍服ではない制服を着用した女性士官が時間は短いながらも登場していることから、物語上隊長のかつての恋人が主人公達の戦いに関ってくることは間違いなさそうだ。「一番戦いたくないのは隊長だと思う」という部隊の同僚の言葉が、バートレットの心中を代弁しているかのようである。

C登場航空機
今回公開されたムービーにおいて、これまでACES WEBで公開されていた航空機以外の機体が何種か登場している。例えば、ACシリーズの定番機となったF-22の雄姿はAC05でも健在のようであったし、スホーイ系の機体も空戦シーンで見受けられた。それからカットが短くて判然としなかったのだが、YF-23或いはAC04で登場したX-02らしき戦闘機も登場するようである。ということから、少なくともAC04で登場した戦闘機たちは大体のものが出てくると見ていて間違いなさそうだ。

Dムルスカ基地
ユークトバニア連邦の最前線航空基地のようで、第108戦術戦闘航空団を攻撃してきたのもこの航空基地の戦闘団の可能性が高い。航空機の航続距離は限られているから、遠くてもサンド島から数百キロの距離にあることが想定される。

Eラーズグリーズ
ムービー中の会話の中で「悪魔」として語られるものの名前。ちなみにラーズグリーズとは北欧神話に登場する魂を選定する者「戦乙女」ヴァルキリーの一人であり、主神オーディンに仕え彼女らにより選定されヴァルハラへと招聘された戦士たちに麦酒を注ぐ役目を持つ。戦乙女は戦いが終わると眠りにつき、そして再び目覚めるとされる。隊員達の会話で登場する「ラーズグリーズ」が何を指すのか、それは物語が進むことできっと明らかにされるのであろう。

登場人物たちの動きも随分とリアルになり、だいぶ開発が進んでいることが伺える。まだまだ物語は謎に包まれたままとなっているが、前作AC04に負けない人間ドラマが展開されることは間違いなさそうだ。ちなみにムービー中にこんなテロップが流れるので、参考までに記しておく。


戦端は唐突に開かれた
戦争を支えるもの、それは……
勇気ではなく、憎しみ
絆によって結ばれた彼ら
しかし失意は翼をもぎ
疑惑は灯火をかき消す
全てを捨て去ることが求められ
奇跡を起こすことが義務付けられた日
信じる心のみが彼らを導く
希望の代償
真実は、ただひとつ


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