9103 Dragoon
所属も国籍もばらばらの混成部隊が集った南ベルカ―ノース・オーシア・グランダー・インダストリー内の航空施設には、戦いの勝利を祝う人々の声が木霊していた。激しい砲火にさらされながら突撃を敢行した陸軍部隊の兵士たちが煤まみれのまま、地上に降り立ったパイロットたちと抱き合って歓声をあげている。報道そっちのけで狂ったように大声を挙げて兵士たちと喜びを交し合っているジャーナリストがいる。滑走路脇にはずらりと戦いを終えた戦闘機たちが並び、さながら最前線の大航空基地が出現したかのような装いを見せている。つい先刻までこの地を報復の拠点としていた旧ベルカ残党軍は壊滅し、追い詰められた彼らの大半は自決し、僅かに残った者たちが白旗を挙げた。一体どれだけの部隊がここに集まったのか、ここから知る術は無かったが、ハーリング大統領・ニカノール首相の呼びかけに応じて、相当数の兵士たちが互いに手を握り、真の敵に対する戦いを終えたことは疑いようもなかった。
オーシア空軍の次期主力戦闘機選定のための空軍第9103部隊―通称「ドラグーン隊」は、2011年1月10日を以って部隊の解散が告知された。同時に、試作機のテストパイロットたちには新たな辞令が伝えられた。オーシア、ユークトバニア両国の再建と関係修復が一段落するまでの間、ハーリング大統領とニカノール首相の直属戦力として叛乱勃発に備えるための初動部隊への配属であった。ベースに到着したパイロットたちは、自分たちが乗ることになった機体を見て驚きの声をあげたという。なぜなら、そこで彼らを待っていたのは、漆黒のカラーリングに赤のスポットペイントが施された、F/A-22とYF-23Aだったのだ。
ベルカ事変末期の空に現れたエース部隊「ドラグーン」の物語の新たな1ページは、これから開かれることとなる。彼らの活躍が語られるには、まだ幾ばくかの時が必要であった……。
……というわけで、次期主力戦闘機選定競技会最終選考結果発表です。参加メンバーの多くが41機撃墜を達成するという戦いになりましたが、わずかなポイント差を争う激戦となりました。
F/A-22部門 HUD有
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YF-23A部門 HUD有
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閃光さん
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41/41,760pt
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ザキさん
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41/41,780pt
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ザキさん
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41/41,700pt
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閃光さん
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41/41,760pt
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GREIFさん
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40/40,960pt
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クライスさん
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41/41,720pt
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終結者さん
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40/40,960pt
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GREIFさん
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40/40,960pt
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管理人
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40/40,960pt
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管理人
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40/40,960pt
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澄香さん
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38/38,400pt
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レイスさん
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36/36,940pt
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蒼い鳩さん(初参加)
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31/28,640pt
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F/A-22部門 HUD無
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YF-23A部門 HUD無
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閃光さん
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41/41,780pt
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閃光さん
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41/41,780pt
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ザキさん
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41/41,760pt
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ザキさん
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41/41,760pt
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終結者さん
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41/41,720pt
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クライスさん
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41/41,720pt
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GREIFさん
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41/41,700pt
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GREIFさん
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41/41,700pt
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Lokiさん
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40/40,960pt
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ウルフ太郎さん
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40/40,960pt
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管理人
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40/40,960pt
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大接戦の結果は、上記の通りです。作戦に参加して下さった皆さん、どうもありがとうございました。なお、賞品というか、皆さんへの感謝というか、3回に渡って行われた選考会をモチーフに、番外編を書いていこうと考えています。掲載までは少し時間を頂きたいのですが、「Another Aces」というタイトルになります。
また、次回の大会でお会いしましょう!ちなみに、次回は頭を使わず、操縦技量を競うものにする予定です。突然掲示板に告知するかもしれません(笑)。
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