では、お待ちかね、大会の結果発表です。最後のトライで100pt刻みの激戦を勝ち抜いたのは、Rayさんでした。結果として古参のエースの皆さんが上位を独占し、実力の違いを管理人は思い知らされたような気分です(笑)。今回はちとHUD無の場合のボーナスが多かったので、HUDの有無が勝敗を左右するような結果とも言える点、調整すれば良かったかな、と終わってから思いました。事実、Lokiさんの記録は、クリアタイムはトップ、クリアスコアもトップランクというものだったのですが、HUD有であるため、結果9位となっています。次回以降の課題ですね……。
1位
Rayさん
31,550pt (7min27sec/24,400pt/HUD無/被弾率0%)
2位
緑のキツネさん
31,450pt (7min20sec/24,450pt/HUD無/被弾率0%)
3位
GREIFさん
31,350pt (7min21sec/24,400pt/HUD無/被弾率0%)
4位
雷鳴 閃光さん
31,100pt (7min22sec/24,200pt/HUD無/被弾率0%)
5位
ザキさん
30,700pt (7min30sec/24,200pt/HUD無/被弾率0%)
6位
masaさん
28,780pt (7min52sec/23,380pt/HUD無/被弾率0%)
7位
RAINさん
28,740pt (7min58sec/23,640pt/HUD無/被弾率0%)
8位
鷹角さん
28,360pt (7min22sec/21,460pt/HUD無/被弾率0%)
9位
Lokiさん
26,500pt (7min14sec/24,200pt/HUD有/被弾率0%)
10位
管理人masamune
26,210pt (8min19sec/22,160pt/HUD無/被弾率0%)
11位
ランスさん
26,100pt (7min28sec/24,500pt/HUD有/被弾率0%)
12位
シープさん
25,510pt (8min45sec/22,760pt/HUD無/被弾率0%)
13位
山颪さん
24,960pt (8min44sec/22,160pt/HUD無/被弾率0%)
14位
銀騎士さん
23,170pt (8min07sec/23,520pt/HUD有/被弾率0%)
15位
蒼い鳩さん
19,380pt (7min54sec/19,080pt/HUD有/被弾率0%)
16位
肥田 梟さん
19,250pt (8min23sec/20,400pt/HUD有/被弾率0%)
17位
リンクの冒険(ロイ)さん
18,580pt (8min50sec/21,080pt/HUD有/被弾率0%)
18位
麗文さん
17,700pt (10min16sec/24,500pt/HUD有/被弾率0%)
19位
サックバットさん
16,340pt (10min18sec/23,240pt/HUD有/被弾率0%)
20位
レイスさん
11,470pt (10min13sec/21,120pt/HUD有/被弾率30%)
21位
メビウス13さん
11,120pt (12min08sec/23,520pt/HUD有/被弾率0%)
皆さん、お疲れ様でした。
うみかぜが炎を吹き上げながら海面へと没していく。数発の「解毒剤」の直撃を被った船体は吹き荒れる爆風と衝撃によって引き裂かれ、海水が怒涛のように艦内へと流れ込む。命を失った船員たちの身体はその瀑布によってあっという間に海中へと姿を消し、傷付いた艦内は容赦ない水圧によってさらに破壊されていった。そして機関室で発した最後の断末魔の爆発は艦内で残されていた弾薬に引火し、炸裂した。海面が沸騰し、一際大きい水柱と轟音を立てる。
「轟沈、"うみかぜ"轟沈!!」
空中管制機の叫びがパイロットたちの耳に木霊する。
「なあ、本当にこれで良かったのかよ……」
パイロットの誰かがそう呟く。"うみかぜ"の乗員と艦長たちは、オーシア政府が裏で繰り広げてきた謀略を白日の下に晒し、この国を再生するために遭えて叛乱を起こしていたのだ。そして、「GUSOH」を無効化するために「解毒剤」の的となって沈んでいった"うみかぜ"の姿は、パイロットたちの目と心に焼き付いて離れなかった。そんな彼らの上空を、友軍の4期編隊が追い抜いていく。サンド島の四騎、ウォー・ドッグ隊だった。
「あいつらも、辛いだろうにな……」
「ああ、一体何のために俺たちは戦争しているのか、さっぱり分からなくなってきたぜ。意外と本当の敵は自分たちの政府だったりしてな」
苦戦の末に得たはずの勝利。だがそれは、歓喜を全く伴わないものでしかなく、後味の悪さだけが残ってしまった。
後日、"うみかぜ"の叛乱は「搭載した新兵器」の暴発として、叛乱に加わった艦船はその暴発に巻き込まれたものとして公表された。
大会の概要は以下のとおりでした。
"発 うみかぜ 宛 オーシア軍並びにオーシア政府
オーシア政府及びオーシア軍に告ぐ。我が艦に搭載された弾道ミサイルの弾頭は通常にあらず、目標は首都オーレッドを始めとした周辺各都市の全てである。我々の求めるものは四つ。愚かな戦争を拡大せんとするオーシア政府内の戦争犯罪人たちの総辞職及び拘束、戦争を拡大し無数の人々を傷つけたことに対する賠償、この戦争を背後で操る者どもの存在を白日の下に晒すこと、そして、全ての戦いの根源たるサンド島に対する殲滅的攻撃を黙認すること、以上の要求が満たされない場合、我々が攻撃をためらう必要は無い。只今より24時間の猶予を与える。それまでに、国家としての要求を求める"
薄暗いブリーフィングルームに、落ち着いた、だがその背後にある冷酷なまでの決意が響き渡る。録音された宣言が終わると照明が点され、集まったパイロットたちに手元のレジュメを見るよう指示が出される。
「本日0700時、我が国の最新鋭潜水艦"うみかぜ"が造反、同調した艦隊兵力と共に、オーシア政府に対し脅迫を行った。艦長の宮津大佐は、敵国の工作員と連携し、我が国から「ある物」を奪い取り、それを弾頭に搭載した模様だ。この「ある物」に関しては……」
「幕僚長、そんな悠長なことを言っている場合ではない。搭乗員の諸君、連中が手にしたのは「GUSOH」と呼ばれる最新の、そして史上最悪の化学兵器である。彼らに奪われた全ての「GUSOH」が使用された場合、我が国の人口の大半は死に絶えるに充分な威力がある。今回の事態を解決するため、"うみかぜ"には工作員を潜り込ませていたが、どうやら彼らに察知されたらしく、連絡が途絶えた。次のステップとして行われた強行襲撃作戦は、造反に同調した艦隊の手により、失敗、従事した工作員は全滅した。最早、他に撃つ手が無い。「解毒剤」により、"うみかぜ"もろとも、「GUSOH」を消し去るしかない」
部屋の中が静まり返る。既に支払われた犠牲の多さに、パイロットたちの間に緊張が走ったのだった。
「GUSOHは、事実上どの艦のミサイルにも搭載出来る。よって、造反した全艦が搭載した危険性も否定出来ない。"うみかぜ"を海上へ引きずり出す手段は、こちらで整える。敵造反兵力に徹底的な――」
幕僚長の言葉は、唐突に響き渡った警報にかき消された。幕僚たちの蒼白な顔色が、一層真っ青に変わっていく。
「シンシナティス航空基地に弾道ミサイル着弾、基地とのコンタクト途絶えました!」
「サンド島基地から戦闘機発進中、司令官のペロー大佐より入電です。我が隊は独自の判断により敵性部隊の排除に出撃する――以上です」
「その軽挙妄動が、今日の事態を招いたことがまだ分からんのか、あの男は!!」
机に拳を激しく叩きつけ、首相が立ち上がる。サンド島といえば、あの「ウォー・ドッグ」隊が配属されている島だ。ペロー大佐の無能ぶりはパイロットたちの間でも知れ渡った事実であるので、またどうせろくな説明もされずに彼らはこき使われているんだろう、とその場のパイロットたちは誰しも思った。
「と、とにかく時間の猶予は最早一刻も無い!直ちに全搭乗員は出撃、"うみかぜ"を撃沈せよ、いいな!!」
使用ミッション:
「サンド島防衛戦」
使用機体:F-2のみ
コクピットビューのみ、他視点使用不可
特殊兵装:使用可・全弾使い切ること(笑)
競技方法:
基準タイムを設けてのポイントバトル
基準タイム 8'00
基準タイム超過なら▲50pt/1sec
基準タイム未満なら+50pt/1sec
被弾率についてはマイナス修正 ▲100pt/1%
評価ポイント=クリアポイント+基準タイムポイント+被弾率修正
HUD無は5000ptさらに追加
なお、ポイント計算は管理人が行います。皆さんは、クリアタイム・クリアポイント・被弾率・HUDの有無を申告してください。
留意事項
・徹夜参加は厳禁(笑)。睡眠は確実にとりませう。
・スコアの算出は管理人masamuneが後日まとめて行います。
・皆さんの戦闘記録報告は、いつも通り「AC05掲示板」にお願い致します。
・作戦終了時刻は、7月9日0000時とします。