ウルフガング・マクフェイル | 本編主人公。エメリア紛争勃発時点では、首都防空軍第8航空団第66戦術飛行隊所属。空軍少尉、年齢は25歳。 F-15Eを主力とした「プルトーン」隊の新米兵装システム士官であり、パイロットとしての腕前も悪くは無い。ただ、彼自身のITスキルと適性から、兵装システム士官のポジションを得る。火器管制装置などの扱いを含め、コンピュータ関連の知識とスキルが高い。マルチロール機であるF-15Eの後席としてはこれ以上無い適任者なのだが、その若さゆえにベテランたちを前にして本来の才能をなかなか発揮出来ないことも。 長身、それなりにいい男。彼のソフトな声色は女性群を魅了する。が、彼自身は周囲の人気はあまり気にしていない。というよりも、気が付いていない。 |
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アーサー・K・エルフィンストーン | 本編準主人公。エメリア紛争勃発時点では、グレースメリア航空基地の教導隊の先任士官を務めている。2013年にグレースメリア基地へ転属。首都防空軍第8航空団第28飛行隊隊長。開戦時の階級は大尉。 マクフェイルたちを模擬戦において「ミンチ」にした教官であり、過去のエストバキア軍閥軍機との戦闘では戦果も挙げているらしいが、詳しい経歴は不明。エストバキア軍によるグレースメリア侵攻に当たり、搭乗者を欠いていたマクフェイルのF-15Eの前席に乗り込み、彼と共にグレースメリア防空戦に臨むこととなる。 なお、彼の設定は、物語が進むにつれて次第に語られていくこととなる。 |
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マーカス・ランパート | 「ガルーダ」の2番機として、各地を転戦することになるエースの一翼。 首都グレースメリアで、妻子たるモニカ・ジェシカと共に生活しつつ、空軍パイロットとしての任務を果たしていた、良き家族人。正義感が強い熱血漢でもあり、時にその性格が災いを引き起こすこともある。第8航空師団への転属はエメリア紛争が勃発する少し前のことであるため、師団の有名人たるアーサーとの面識はこの時点では無い。もともとは北部方面軍・西部方面軍などに配属されていたと記録が残っている。 彼の言う「方向音痴」が、実際のものなのか、不器用な自分の行き方を指しているのか、今のところは不明。だが後に、若造であるマクフェイルに、アーサーと共に大きな影響を与えていくことになる。 |
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テディ・ベンジャミン | 退役を間近にしながら、エストバキアによるグレースメリア侵攻によって最前線へと舞い戻った古参兵。階級は大尉。見かけは実年齢以上に老けているため、タリズマンら中堅の士官たちからは「とっつぁん」の愛称で呼ばれることも多い。無類の大酒飲みであり、コールサインまで「ドランケン」と付けている。もっとも、酒に飲まれることは決して無いのであるが。 グレースメリア防空戦ではF-16Cに搭乗して作戦に参加している。謎のミサイル攻撃後は、エストバキアの赤い戦闘機部隊の1機と激闘を繰り広げ、シャムロックとの連携により見事これを撃墜する戦果を挙げている。サン・ロマの戦いで撃墜され一時戦線離脱するが、後にケセドにて復帰。シャムロックの後席として、ガルーダ隊を支えていくこととなる。 |
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アルバート・ハーマン | 首都防空軍第8航空団第32戦術飛行隊、通称「エンジェル隊」の隊長を務めるパイロット。メリッサの夫、マティルダの父親。空軍大尉、年齢は34歳。 F/A-18Eで編成された彼らの部隊は、第8航空団の中でもそれと知られた腕利き部隊でもあり、散発的に発生するエストバキア空軍戦力の領空侵犯時の対応において功績を挙げたことでも知られている。わざわざ自分の妻の名前を機体に書き込み、さらにはコールサインにまでしてしまった愛妻家(恐妻家)。基本的に陽気な人物であるが、陽気さが災いして時に人を陥れてしまうことも。それでも本人に悪気が無いため、あまり恨まれることはないのだが。 マクフェイルたち「プルトーン」隊の戦技訓練教官として、模擬戦に参加。新米たちを文字通り「手の平で弄び」、その過信を撃ち砕くこととなる。エメリア軍のサン・ロマ撤退戦の最終局面において、市民たちの盾となり戦死。「エンジェル」隊は後に「アバランチ」隊に配属となる「アステカ」1名を残して全滅の憂き目を見る。 |
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マティルダ・ハーマン | アルバート・ハーマンの一人娘。母親の血を良く引き継いだのか、容貌は準・美少女と言える。だが、中身は父親の血が濃いらしく、男勝り・お転婆娘であり、学校ではクラスの男子たちと共に走り回っていることが多い。エルフィンストーン家とは家族ぐるみの付き合いであるため、タリズマンから色々と悪いことを教えられており、その知識をエストバキア占領下での日々で存分に役立てることとなる。 エメリアの戦士たちの合言葉「天使とダンスでもしてな!」を言い出した張本人。この台詞はもともとハーマン家の挨拶であったが、ラジオを通じてエメリア全土へと広がっていくこととなる。エメリア軍のグレースメリア奪還の日まで、共に地下へと潜伏した仲間たちを支え続ける。 |