登場人物設定E

ヴィクトル・ヴォイチェク エストバキア空軍エリート部隊「シュトリゴン」の隊長を務めるエースパイロット。エストバキア内戦期は「東部軍閥」に属し、各派との戦いにおいて多大な戦果を挙げる。教官としても有能であり、彼の教え子にはイリヤ・パステルナークやトーシャ・ミジャシクらのエースパイロットがいる。軍人として祖国に忠義を尽くすことを第一義としているため、時に「堅物」としての印象を与えることがある。本編のムービーでも出てくる通り、本当の彼の姿は芸術作品を愛し、教養深く、そして子供好きな男なのだが。
エメリア侵攻の緒戦、グレースメリア上空におけるタリズマンとの一騎打ちに敗北、その時に負った負傷がもとで地上配置に。空軍情報局付士官として捕虜たちの尋問等を淡々とこなしていく。後にマティルダたちとの出会いが、軍人としての姿と人間としての姿の間で葛藤をもたらすこととなる。


イリヤ・パステルナーク 開戦時はエストバキア空軍エリート部隊「ヴァンピール」隊隊長の任にあり、後に戦力損耗によって再編が行われた「シュトリゴン」の隊長となる、ヴォイチェクの一番弟子にして天才的なエースパイロット。エメリア軍のエース部隊「ガルーダ」に対抗する切り札として戦線に投入される彼は、後にシュトリゴンの生き残りたちをグレースメリアから脱出させるために単身踏み止まり、ガルーダ1との一騎打ちを繰り広げることになる。
エメリア海賊放送のDJが流す音楽、そしてラジオのニュースが大のお気に入り。陽気な男であり、部隊員たちの面倒見も良いアニキ。後輩いじりもなかなか堂に入っている。盲目的に上層部の命令に従う軍人たちとは一線を画し、冷静にこの戦いの推移を見守っている。そして、対等に渡り合えるエースパイロットとの戦いを一方では切望して止まない。作品本編ではなかなか出番が無かったアニキだが、本作ではスポットスポットで登場させていくつもりである。


天使舞う空、駆け抜ける鉄騎 目次ページへ戻る